親鸞聖人の父「日野有範」

人物, 日野有範

親鸞聖人のルーツはどこにあるのだろう。

親鸞の父は、日野有範(ひのありのり)、母は吉光女(きっこうにょ)と伝えられています。

 

家名「日野」の由来とは。

日野家(ひのけ)は、日本の貴族の家系のひとつ。藤原北家に属し、名家の家格を有した堂上家であるとされています。

藤原北家は、藤原四家の中では最も遅い時期に興隆し、その結果として、藤原四家の中では最も栄えることになりました。

藤原内麻呂の子の真夏の孫にあたる家宗が、弘仁13年(822年)、伝領地である山城国宇治郡日野(京都市伏見区)に法界寺を建立して薬師如来の小像を祀りました。

その後代々この薬師如来を信仰し、永承6年(1051年)、子孫の資業があらためて薬師堂を建立、別名を日野薬師ともいいました。
これがその後資業を始祖とする門流の氏寺となり、家名も「日野」と名乗るようになったそうです。

親鸞は貴族の血筋であったのです。

 

日野有範の墓

西国第十番札所 明星山 三室戸寺本堂のの東に阿弥陀堂がありますが、それが親鸞の父日野有範の墓だと伝えられています。
寺伝では親鸞の娘覚信尼が祖父の有範の墓上に阿弥陀堂を建てて菩提を忌ったと伝えています。

出典:親鸞の父・日野有範の墓|三室戸寺

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